2022年 10月10日、奈良教育大学特任教授の生田周二先生をお迎えして学習会を行いました。生田先生は、大学では不登校などの問題を抱える子どもたちへの支援を行っていらっしゃいます。そうした子どもたちの居場所づくりとして、家庭でもなく、学校でもない「第三の領域」の必要性と重要性を訴えていらっしゃいます。行政的には様々なネットワークがつくられつつありますが、そうした問題を抱える子どもたち・若者を支援する側面として政治的側面・経済的側面・社会的側面・文化的側面・発達的側面の5つがあり、いこま国際交流協会のこれまでの活動を下のように分類していただきました。

 特に外国にルーツを持つ子どもたちや在住外国人などの居場所づくりや自立支援の「第3の領域」として、いこま国際交流協会の活動を客観的に整理していただいたことによって、今後の私たちの活動の方向性を示唆いただくことができました。

 

講師紹介 奈良教育大学名誉教授、同特任教授、放送大学客員教授

専門分野 人権教育・社会教育(子ども・若者支援の社会教育的研究)

社会的活動 子ども・若者支援専門職研究所代表

生駒市子ども・若者支援ネットワーク代表者会議委員

近著『子ども・若者支援のパラダイムデザイン-第三の領域と専門性の構築に向けて-』かもがわ出版(2021年)